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新規事業の成功には事業評価を極める『エバリュエーションシート』が欠かせない

新規事業の成功には評価基準が不可欠

成功する新規事業には、いくつかの共通点があります。

それは、事業を客観的に評価し、明確な方向性を示す基準が存在することです。

評価基準がしっかりしていれば、事業計画の強みと弱みを明確にし、進むべき道筋を具体的に描くことができます。また、俯瞰的な視点を持つことで、目先の課題だけでなく、将来的なリスクや機会に対応できる柔軟性を持つ事業を構築することが可能になります。

このような課題を解決するためのツールとして、インターウォーズが投資判断の際に実際に使用している「エバリュエーションシート」があります。

新規事業の評価に必要な要素を網羅し、事業の成否を客観的に見極める基準を提供するこのシートは、新規事業成功のカギを握る強力なツールです。この記事では、このエバリュエーションシートの詳しい評価軸と活用方法についてご紹介します。

エバリュエーションシートで明確になる「評価の軸」

インターウォーズが使用する「エバリュエーションシート」は、事業評価のために20の項目を網羅しており、これらを通じて事業計画を多角的に分析することができます。

このシートが提供する主な評価軸は以下のとおりです:

1.事業目的とビジョン: 社会的意義を含め、明確な目的と方向性が示されているか。
2.顧客ニーズ: 商品やサービスが顧客の期待や要望に応えているか。
3.市場規模と成長性: 潜在市場の規模や事業の成長可能性は十分か。
4.収益性: ビジネスモデルが高い利益率を実現できるか。
5.参入障壁: 競合が簡単に模倣できない仕組みを構築しているか。

これらの評価項目を活用することで、事業計画の強みと課題が明確になります。また、各項目に対して1~5点のスコアをつける仕組みになっており、事業全体の可能性を定量的に把握することができます。

その他の詳しい評価軸は、以下からダウンロードが可能です。

エバリュエーションシートを活用した経営者視点の養成

インターウォーズの「エバリュエーションシート」は、単なる事業評価ツールにとどまらず、経営者視点を養うための強力な学びの場を提供します。このシートを使うプロセスそのものが、事業計画を多角的に捉え、成功へ導くための思考力を磨く機会となります。

経営者視点を得るために必要な具体的なステップ

1.自己診断
 ・エバリュエーションシートの各評価項目に基づき、自分の事業アイデアを分析し、強みと改善すべき点を洗い出します。
 ・例えば、「収益性」の項目では、自社のビジネスモデルが利益を生む仕組みになっているかを検討し、「リスク管理」の項目では、潜在的なリスクに対処する計画が十分かどうかを確認することができます。

2.外部視点の活用
 ・自己診断をした上で社外のインキュベーターやメンターとの対話を通じて、自分では気づきにくい課題や盲点を指摘してもらい、事業プランをより具体的に磨き上げます。
 ・専門家の視点を取り入れることで、計画の実現可能性を高め、経営層からの支持を得やすい計画を構築できます。

3.仮説検証
 ・顧客インタビューや市場調査を通じて、自らの仮説が実際の市場ニーズに適しているかを確認します。
 ・「顧客ニーズ」や「市場規模」といった評価項目を実地で検証することで、計画の現実性を高め、説得力のある事業計画を組み立てることが可能です。

これらのステップを通じて、事業計画の課題や可能性を自分自身で把握できるだけでなく、他者の視点や市場(顧客)からのフィードバックを効果的に取り入れるスキルが養われます。これにより、単なるアイデアベースの計画から、実現性と持続可能性を兼ね備えた事業計画へと進化させることができます。

では、このエバリュエーションシートがどのように社内ビジネスコンテストや事業提案の場で活用することができるかを見ていきましょう。

社内ビジコンや事業提案でのエバリュエーションシートの活用

インターウォーズの「エバリュエーションシート」は、社内ビジネスコンテストや事業提案の場で特に有用なツールとして活用されています。以下はその具体的な活用例です:

1.社内ビジコンでの評価基準としての活用

社内ビジネスコンテストでは、多様な事業アイデアが競い合いますが、評価基準が不明確な場合、審査の公平性や透明性が失われる可能性があります。そこで、「エバリュエーションシート」を審査基準として導入することで、客観的かつ定量的な評価が可能となり、どのアイデアが最も実現性が高いかを明確に判断できます。

さらに、このシートの導入により、社内における新規事業評価の「共通言語」を構築することができます。たとえば、「収益性」「参入障壁」「市場規模」などの評価項目を統一することで、部門間で視点のズレを最小化し、建設的な議論を促進できます。これにより、参加者だけでなく、審査側や関係者全体が新規事業の評価プロセスを共有しやすくなり、組織全体で一貫した事業評価の枠組みを醸成する効果が期待できます。

2.経営層への提案を効果的にするツールとしての活用

経営層への事業提案では、説得力のある根拠が求められます。この「エバリュエーションシート」を活用することで、事業計画の強みと課題を具体的に整理し、それを定量的なデータで補完することが可能です。

たとえば、収益性や市場規模といった評価項目を数値化することで、事業の実現可能性を明確に示し、経営層からの信頼を得る提案が可能になります。

さらに、共通の評価基準を用いることで、提案者と経営層が同じ視点で事業のポテンシャルを議論できる環境が生まれます。これにより、提案の説得力が向上するだけでなく、事業承認プロセス全体が効率化され、組織全体で新規事業推進の文化を醸成する助けにもなります。

エバリュエーションシートを活用する「イントレプレナー塾」のご案内

インターウォーズが運営する「イントレプレナー塾」では、このエバリュエーションシートを実践的に活用し、新規事業立案に必要なスキルを養成しています。このプログラムでは、参加者がシートを使いながら、自らの事業計画を評価・改善し、より実現可能性の高いプランを構築するプロセスを体験し、経営者視点を得られると好評です。

参加者が得られる主なメリット

1.事業評価のスキル習得: エバリュエーションシートを基に、自らの事業アイデアを多角的に分析し、強みや課題を明確にする方法を学ぶことで、実践的な評価能力を身につけることができます。

2.経営者視点の体得: 実際のビジネスケースを活用したケーススタディや、専門家からのアドバイスを通じて、経営層と同じ目線で事業を俯瞰的に捉える力を養います。これにより、単なるアイデアの発案者ではなく、事業の実行者としての能力を磨くことができます。

3.事業成功のサポート体制: メンターとの対話や専門家によるフィードバックを受けることで、事業計画をより具体的で実現可能な形に仕上げることができる環境が整っています。

実践を通じた学びの効果

このプログラムの特徴は、実際の現場を想定したプロセスを通じて、参加者が事業の成功に必要なスキルを体系的に学べる点です。エバリュエーションシートを活用することで、自らの計画を客観的に見直し、専門家やメンターとの対話を通じて、計画の具体性と実現可能性を高めていきます。

この記事では、エバリュエーションシートがどのように新規事業の立案や投資判断をサポートするかについて詳しくご紹介しました。貴社の新規事業の成功に向けた第一歩を、この「イントレプレナー塾」で踏み出してみてはいかがでしょうか?

詳細なプログラム内容や参加方法については、こちらをご覧ください。