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ChatGPT 4o(omni)使ってみた!デスクトップアプリ版の新機能で効率的な情報整理を実現
2024年5月14日にリリースされた、『ChatGPT 4o(omni)』を『デスクトップアプリ版』で早速使用してみました。本記事では、最新バージョンの変更点、新機能の具体的な使用例、そしてその驚異的な性能について詳しく解説します。
ChatGPT 4o(omni)とは
ChatGPT 4o(omni)は、従来のGPT-4の知能レベルを維持しつつ、より高速な返答とテキスト・音声・画像の解析能力が大幅に向上したモデルです。
画像解析機能の向上
やはり特筆すべきは、画像を理解し議論する能力が大幅に改善した点。例えば、異なる言語のメニューを撮影して翻訳したり、料理の歴史や背景を学び、おすすめを聞いたりすることができます。将来的には、より自然なリアルタイム音声会話やビデオを通じた対話が可能になるそうです。
デスクトップアプリの導入
同時に、新しいChatGPTデスクトップアプリがmacOS向けにリリースされました。 Option + Spaceの簡単なショートカットでChatGPTに質問でき、スクリーンショットを直接アプリ内で取り込んで議論することもできます。 今後は、音声会話機能も追加され、GPT-4oの新しい音声およびビデオ機能も利用可能になるそうです。
このデスクトップアプリは、現状macOSの有料ユーザー限定ですが、一般公開とWindows版のリリースも予定されています。
地名当てクイズ
ChatGPT 4o(omni)のデスクトップアプリ版を使用して、画像分析機能を試してみました。
まず、デスクトップアプリを開きスクリーンショットをメニューから選択。Googleで検索した夜景の画像をスクリーンショットで撮影し、解析させます。
今回は、韓国 ソウル を出題。
ChatGPT 4oは、夜景を正確に「ソウル市 南山ソウルタワー」を識別し、画像の具体的な説明と共に回答しました。
フレームワークを解析
今度は少し複雑なものを分析させてみました。解析対象は、ビジネス戦略ツールであるアンゾフのマトリックスです。
まず、ChatGPTに対して「私はURLの経営者です。URLの会社を分析してください。」と入力し会社の基本情報を収集させ初期分析を行いました。今回は弊社HPのリンクを活用。
次に、アンゾフのマトリックスを「地名クイズ」同様にスクリーンショットで撮影し、「このマトリックスを分析して会社の新規事業を考えてください。」とChatGPTに指示しました。アップロードした画像を元に、ChatGPTは迅速かつ正確に画像を解析し、各カテゴリに該当する新規事業の提案を行いました。
新規事業立案に活用
アパレル起業家との会議にて実際の新規事業立案でも活用してみました。
会議の会話の文字起こし内容をChatGPT 4oに入力し、課題とアドバイスをまとめてみました。やはり、ChatPT4比べ文章のみでの生成速度も格段に上昇していることを実感。
次に、アプリ『Pinterest』で検索したパジャマの画像をスクリーンショット。「このパジャマの傾向を分析してください」とChatGPTに入力してみると、パジャマのデザイン、色、素材などの傾向を詳しく解析し、出力してくれました。
最後にChatGPTが分析した内容をもとに、メーカーに注文するための指示書を生成するGPTsを作成してみることに。GPTsを使っているのでプロンプトも必要なし!画像だけの一点突破に挑戦です。
このGPTsに、パジャマのスクリーンショットを入力すると、ChatGPTは画像の内容を解析し、パジャマのデザインを基に詳細な指示書を出力。
ココがスゴイ
今回は、ChatGPTのアップデートに合わせて新機能を試してみました。
特にデスクトップアプリで使えるスクリーンショット機能の活用により、活用の幅が大きく広がりました。早速、クライアントと一緒に使ってみましたが、大興奮の連続で、スクリーンショットを通じた画像認識技術の進化には目を見張るものがありました。
例えば、Googleでフレームワークを検索し、それを活用する方法をAIに考えさせることで、入力プロセスを大幅にカットできます。これにより、かなりの時間短縮が実現できます。また、画像の分析をAIに任せることで、人間が考えるよりも効率的かつ正確に情報を整理できる点も非常に便利です。
ChatGPT 4o(omni)は、スクリーンショットを活用することで、情報整理やプロセスの簡略化に大いに役立つでしょう。今回のアップデートにより、ChatGPTの可能性がさらに広がり、ビジネスや日常生活の中で強力なツールとして活用できることを実感しました。 皆さんもぜひ、遊びながら楽しんで使ってみてください。