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イントレプレナー塾

【新規事業を成功に導く】4つのキーポイント

企業内新規事業創出には多くの壁が立ちはだかります。

「いい事業アイディアが思い浮かばない」「売上アップが見込めない」「経営陣をどう納得したらよいか不安だ」など、皆さんもご経験があるかと思います。

私たちは、企業内起業家(イントレプレナー)を発掘・育成するカリキュラム「イントレプレナー塾」を主催しています。

これまでに450名以上が参加し、さまざまな新規事業の立ち上げに取り組んできました。 

今回はイントレプレナー塾の講義内でお伝えしている、新規事業での困難を解決し成功へ導く「4つの視点(キーポイント)」を特別にご紹介します!

「4つの視点(キーポイント)」とは

「4つの視点」とは、企業内新規事業立ち上げの際に大事にしたい4つの要素を指します。

それぞれの要素を正しく把握し、漏れなく検討することで、事業成功への可能性を高めることができます。

具体的なステップについて詳しく見ていきましょう。

企業の新規事業担当者の皆さんへ、1つの指針として参考になれば幸いです。

1.「構造」をつかむ

最初のステップは、ビジネスプランの基本的な事業構造を確立することです。

企業内新規事業成功のためには、事業の基本要素がしっかりと組み立てられていることが不可欠です。

ニーズが何かはっきりしているのか、顧客はどのような対価が得られるのか、どのようなビジネスモデルを採用するのか、しっかりと点検しましょう。

ビジネスプランの基本構造が崩れてしまうと、収益構造を検討する際に、数字の調整が難しくなり、最終的な目標が不明瞭になってしまいます。

まずは、基本的な組み立てがしっかりと整っている事業かどうかを見直すことが大切です。

2.「差異」に着目する

次のステップは、事業固有の違いを見つけることです。

他社との違いが、事業成功の鍵となります。

ただし、その違いを把握するには、まず上記で説明した、事業プランの基本構造が確立されている必要があります。

2-1.優位性と差別化ポイント

企業内新規事業成功のためには、事業固有の優位性を理解し、他社との違いを明確に示すことが必要です。

しかし、プランの組み立てが不明確なまま優位性を求めても、事業は成り立ちません。

併せて収支(「売上」「コスト」)についても確認が必要です。

また市場環境や市場ポジショニングはどうなっているか、と想像ができることは事業の差別化ポイントを見つけるうえで、とても重要な視点です。

他社との違いが明確であれば、顧客にとっての価値を提供しやすくなります。

まずは基本的な組み立てを確認し、その上で差異を見つけることを忘れずに行いましょう。

3.「金目」に落とし込む

企業内新規事業を成功を収めるためには、経営陣への説得も重要です。

事業の金銭的な価値を示し、投資する価値があることをしっかりと説明できることが求められます。

そのためには、事業の構造が正確に定義されており、差別化ポイントが明確になっていることが前提となります。

3-1.成功戦略と経営陣への価値提案

経営陣にとっての価値とは、投資する価値を指します。

何にどのくらいの投資が必要となるのかをはっきりと説明できるようにしましょう。

投資の例としては、設備投資・資金調達・人材・R&D・PoCなどが考えられます。

事業の将来性や収益性を具体的な数字とビジョンで示し、経営陣に投資する価値や魅力を伝えることが重要です。

投資価値を伝えるためには自身の事業案を俯瞰してとらえ、経営者目線で評価することも忘れてはいけません。

投資をするということは、どの期間でどこまで回収できるかも想定できることも大事なため、忘れずにチェックするようにしましょう。

繰り返しになりますが、経営陣があなたの事業への投資に価値を見出すためには、事業の構造がしっかりと定義され、優位性が明確であることが不可欠です。

4.「大儀」を見える化する

企業内新規事業は、1人の力では達成できません。

始めは1人でも、規模が大きくなるにつれてチームを作る必要が出てきます。

チームが共感し、ワクワク感を持ちながら働くことで、事業の成果を最大化できます。

チームの共感を得るには、大儀やワクワク感を見える化し、チームメンバー全員が共有できる環境を整えることが必要です。

4-1.チームワークとワクワク感の育成

成功する事業を展開するためには、チーム全体のモチベーションを高めることが重要です。

「起承転結」がわかりやすいロードマップが作られているか、主要KPIはメンバーが理解・共感できる程度にはっきりしているか、具体的な目標数値は示されているか、などプランの重要ポイントをしっかりと押さえることが第一歩になります。

チームメンバーがワクワク感を持ち、共通の目標に向かって取り組むことで、成果を最大化できるはずです。

チームの一体感を育てるために、大儀やワクワク感を具体的に見える化する方法を考えましょう。

まとめ

今回は新規事業を成功に導くための大事なポイントとして「4つの視点」を解説してきました。

これらのポイントを漏れなく活用し、実現可能性を高める努力を惜しまないことが、新たなビジネスを成果へと導くカギとなるはずです。

インターウォーズは、160社を超えるお客様の事業インキュベーションを手掛けてまいりました。

新規事業の立ち上げはじめ、社内提案制度などのお問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ。

イントレプレナー塾とは

約4ヶ月間(計8回)のオンラインとリアルを融合させた、新規事業を生み出すプロセスと共に、継続的に企業から未来を担う人材を送り出していく、人材育成プログラムです。

異業種交流型プログラムにより、同じ社内起業のミッションを背負ったイントレプレナー同士の出逢いが、イノベーティブなアイディア創出に大きく寄与しています。

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