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コラム

第306回

「異業種交流会501と渋沢栄一」

渋沢栄一の精神を継ぐ「異業種交流会501」の歩み

2023年7月3日、渋沢栄一が新しい一万円札の顔となったのを機に、
異業種交流会501の発足23周年を迎えました。

この会は、「501社の企業を創生し、地域経済を活性化したい」という理念のもと、
渋沢栄一にあやかり、NSGグループの池田さんと共に新潟でスタートしました。

その後、東京にも広がり、現在では私が会長を務め、東京と新潟合わせて260名の会員を擁する組織へと成長しました。

起業家精神を育む交流の場

異業種交流会501では、これまでに300人を超えるスタートアップ起業家から講演をいただき、交流を深めてきました。

DeNAの南場さんやオイシックス・ラ・大地の高島さんなど、多くの著名な起業家が参加し、起業家精神を共有しています。

日本はかつて、ホンダやソニーなど多くのベンチャー企業の勃興により、世界で類を見ないスケールと速さで豊かな国となりました。

しかし現在、失われた30年と呼ばれる時代に直面しています。

変化の時代を乗り越える起業家精神

世界では産業構造が加速し、新旧交代の新陳代謝が起こり、エヌビディアのような企業が世界を変えています。

日本能率協会によると、国内企業の7割以上が現在の主要事業の5年後の見通しがつかないとのリリース*がありました。

生成AIの急速な進化により、新たな世界が到来し、変化はビジネス機会の窓を大きく開いています。

新たな産業を創生する起業家精神溢れるスタートアップが集う「異業種交流会501」を、これからも盛り上げ、未来を切り拓いていきたいと考えています。

一般社団法人日本能率協会:『日本企業の経営課題2023』 調査結果発表当面する経営課題は「現在」「3年後」「5年後」のすべてで「人材の強化」が最多昨年から重視度が急激に高まる

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