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コラム

第53回

「お庭屋のoh庭ya」

大きな野望を持って、地道な努力を怠らない根性と気合のアントルプレナー「oh庭ya」の増島社長にお会いしました。

お仕事は、名前の通り、お庭の樹木や芝を、きれいに刈ったり剪定したりする、いわゆる庭師の範疇だと思いますが「株式会社oh庭ya」は、その全てを、リーズナブルに、スピーディーに請け負ってくださる便利な会社です。

こういう立つ木に斧を入れるビジネスこそ、ニュービジネス、新規事業というものです。まだまだ、立つ木に斧を入れられる市場があるという事を教えて頂きました。そして、私達の真髄であるところの、「答えは現場にある」という事も再確認できました。

何故なら、このお庭の事業は、顧客の要望から生まれたものだったからです。このビジネスは、増島社長の日本を変える農業への熱い想いから始まった事業が顧客の要望で変革したものなのです。

これまでに無い生産効率の高い農業を目指されていたのですが「日本の農業」の壁に立ちふさがれて思案されていた頃、農家のお手伝いをするという内容を中心に小さくお庭の芝刈りも請け負うという広告を出されたところ、反響は、庭に関する相談が殆どだったそうです。驚いた社長は、改めて商売を見直されます。

庭の事、木の事を勉強し、お客さまの声を聞きながらビジネスモデルを構築されていきます。ノウハウの蓄積、新規営業と、地道な努力を重ねられているうちに、自然に営業所が増え、お客様も増えてきました。

それは、便利で、安くて、感じが良くて、明朗会計で、お客様に取って大満足なサービスだからです。木1本でもきちんと切ってくださいますし、ベランダの植木に至るまで、いつでも綺麗にしてくださるとなればリピートも増えるはずです。

増島社長は、まずは、お客さまの声を聞くことから始められたので、お客様にとっていいサービスが出来るのだと思います。

不景気な話や暗い話ばかり飛び交う中、今こそ、この「お庭やさん」のように、お客様の声をしっかりと聞いて商品サービスの開発に力を注ぐ時です。

どんな時代でもビジネスの種はあります。それを形にするのは、お客様の芯の声を聞く力と既成概念に捉われない創造力、そしてその事を声に出して仲間を集める人間力です。

済んだ事を悔やむ前に目の前にある問題を探して、新しいビジネスの芽を見つけて応援していきたいと改めて思わせていただきました。

気分一新の為に、この機会に、お庭を綺麗にされてみられたら如何でしょうか。

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