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コラム

第79回

「化粧」

女性がお化粧をしている姿は大好きだ。こっちまで楽しくなってくる。鏡に向かっている時の女性は、キラキラしている気がする。

化粧の始まりは、魔除けだとか、虫よけだとか、いろいろな説はあるのだが、女性が気合いを入れる為に必要な行為であるという事は間違いないと思っている。

私ごときも、少しでも綺麗に誤魔化せるようにと、相当な種類の化粧品にすがってきた。
自慢だが、試したメーカーの数は膨大な数になる。

肌質に合わずに苦労したものもあれば、高級品過ぎて、効能を実感するまで継続できなかったもの、せっかく気に入ったのに、日本で販売しなくなり、中国語を覚えるしかないと思ったものまで、化粧品に関して語ると一日半は必要だ。そもそも年代に応じて肌も変化する為、都度の対応に追われるのである。

半端な戦いではない、一生モノの戦いである。

ところが、最近やっと、鏡台周りが落ち着いてきた。「マキアレイベル」という化粧品に出会ったからだ。

始まりは、ジモスの代表取締役である田岡氏と話をしていて、興味が湧いたので使ってみたら、お気に入りになってしまったのだ。お陰様で、この冬、肌の乾燥を感じた事が無い。なにしろ効能と値段にお得感がある。美容部員さんが苦手な私には、ネット通販できるという手軽さも気に入っている。

田岡氏と初めて出会ったのは16年前。初対面でかなり驚いた。先輩の吉井にでも、物怖じせずに、意見をいう。嘘が言えないから、吉井の経営者仲間の間に入っても、どんどん意見を言う。でも、最後は、気持ちよく納得させる話術も知識もあるので、いい討論ができる。なんという賢い若者だと感心したのだ。

それからというもの、彼に意見を求めて助けてもらった事を数多く思い出す。彼の一言で、全員の目から鱗が落ちたことも懐かしい思い出である。

それに彼には凄い武器がある。なんともキュートな笑顔である。

最後にあの笑顔で締めるからなぁ、かなわないよ」とは吉井の弁であるが、私に取って田岡氏は、人生相談の相手だ。何しろ人の顔を見て、考えの先を読むので、彼との話は、「あの、その、そうなの。」と、少しの単語で足りる。そしていつの間にか、自分の悩み事が、いかにつまらない事かを気付かせてくれるので、あっという間に解決してしまうのだ。

彼のような才能を持って、人心を掴むマーケッターが、こんなに良い商品群に出会ったのは、嬉しい限りだ。今後も、面白い展開になっていくと思っている。また、楽しみが一つ増えた。

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