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コラム

第1回

「ミレニアムにあたり」

ミレニアム2000年を迎え、これまでの事業の延長に利益が見えず、「事業再構築、新事業開発」が経営テーマとなってきました。

企業間には、新たな成長エンジンとなる「事業インキュベーション」が求められ、個人は、あてがわれたキャリアでなく、自ら機会を創り出す自己実現キャリアインキュべーションの時代となってきました。

「インキュベーション」は、80年代以降、米国のシリコンバレー、ボストンなどの地で産学共同によりインフラができ、サンマイクロシステム、ヤフーなどはじめ多くのベンチャー企業が創出されたシステムです。その背景にヘッドハンティングを伴ったインキュベーターが存在しています。

企業と人が、これまでの日本の雇用関係ではない、「人が、企業と共に、インキュべート」してゆく姿に魅せられ、1995年、私は、インターウォーズを設立し、今日に至っています。

2000年はマザーズ ナスダック 店頭と3つの公開市場が開け200社以上のベンチャーが次々と上場し、結果、億の資産を持つ若い経営者が創出されると思います。今後、インキュベーターのプロと起業家が出会うことによって、ベンチャー企業幕明けの時代を迎えると思います。

今、皆さんが、強烈に自らの思いを具現化したいと熱望したならば、独立してやるか、企業内起業でやるか、カーブアウトでやるか、合弁でやるか、MBO、といった様々なあり方が考えられます。

私は、人と企業の縁を創ることによって、インキュベーション支援を行ってきました。これまでの経験や修得したことを参考にしていただければと思い、月一回、「個人のキャリアインキュベーション」「経営者の経営イノベーション・インキュベーション」というテーマで、コラムを送らせていただきます。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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