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コラム

第3回

「1996年に出会ったビジネスマン」

「自分の好きな仲間達と起業したい。失敗したところで、失うものもないし」 

今から4年前、大手出版界を飛び出して、未知といわれていたサイバーデジタル業界で起業したアントレプレナーが語った言葉です。

「どうして、ベンチャーで起業したいのか」と尋ねると、「あてがいぶちの仕事でなく、自分のやりたいことでお金を儲けたい」「一度の人生、気の合う仲間と仕事をしたい」とのことでした。

親達が歩んだ偏差値社会で、安定、知名度の高い企業に入社し、企業と共に人生を、といったキャリア価値観が、崩れてきています。

「絶対安定の保証」など本来無理な約束ごとを、信じた人と企業の絆が失われ、自分らしく生きたいと決断し、リスクをとっても、やりたい仕事を求める行動をとる人達が、ここ数年多くなってきました。

やりたいことへの実現を求めた起業家が、一人でも多くチャレンジし、新たな産業を興していく社会の実現を期待しています。

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