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コラム

第136回

「未来の仕事」

世の中は、仕事をしている人達のおかげで成り立っている。缶コーヒーのCMでも言っている。

そう、この世は、ありとあらゆる職業の方々の日々の努力の積み重ねの賜物だ。
けれど、その職業も、時代によって進化変化してきた。特に近年は、IT技術の進歩で、新たな職業が増えた。まさにIT関連の職種であり、各業界も、そのおかげで新たな分野を築き上げた。あれよあれよという間にだ。

この流れで行くと、私がこの世に生存できている間に、自動運転水陸空移動乗り物あたりも利用させて頂けるかもしれないし、日常生活においても家事全般はもとより、介護機能付きアンドロイド君が全ての面倒を見てくれて、孤独や不自由を感じない暮らしが出来るかもしれないのである。なんでかというと、もうすぐそのあたりまで来ているからだ。

『じ・ん・こ・う・ち・の・う。』人工知能。AIっていうんだって。
とてつもない記憶量と分析力で成長し続ける、計り知れない可能性を持つ生物ではない生物のような物である。となると、現代において人工知能の方が正確、もしくは安心となる仕事をしてきた人は、商売の形を変えていかねばならないのである。

なにしろ、もうすぐそこまで来ているのだから。といっても、生身の人間同様になるまでには、百年くらいの猶予はあるかもしれないが、百年なんて人類の歴史からすれば、瞬間である。

それに、すでにあらゆる職種でAIによる業務の簡素化は始まっている。その分人間は人生のゆとり時間は出来るが、下手すると職を失う危険性も大なのである。

先日も、知識を有しての問題解決を仕事とされている弁護士、司法書士等、士業関連の相談内容を、ある程度まで自己解決できるサイトを始めた女史の話を聞きながら、益々、未来の仕事のあり方を考えさせられた。

彼女は、AIの研究者であり、起業家でもある。なんと、その上27歳のチャーミングな才女である。そして華奢な体から放たれる言葉には信念があり、的を得た話し方には説得力が溢れていた。

子供の頃から、特に勉強はしなかったが、気になる事があると徹底的に研究をして、その研究の為に知識を蓄えた結果、人もうらやむ高学歴になったようだ。やっぱり、才女には才女になる素質があるのだ。

そういえば、最近技術系の若手起業家が増えている。こういう若者達が現代の歪やバランスの崩れを解決してくれるのは大変に有難い。やっぱり、これから益々便利に快適になっていくのは間違いない。

だからこそ、彼女たちのように技術をどのように活用するかが、未来の仕事へ向かうあらゆる職業の課題の一つである気がしている。
いずれにしても、人の幸せにつながるいい仕事に結び付けて頂きたいものです。昔も未来も人の為になる事が仕事のはずなんだから。

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