第196回
「明日死ぬかのように生きて、永遠にいきるがごとく●●続ける」
日々何をするにも楽ちんで便利な世の中ではあるが、この恐ろしいまでの技術の進歩をやたらと早く感じるのは、自分が老いてきたからと決めつけていた。あにはからんや、、、
エクスポネンシャル思考(Exponential Thinking )という、加速度的に進化する技術に対応できる自らの考えとでも言ったところだろうか。その思考を基に、本当に恐ろしく早く進んでいた。現に、十年程前に妄想と言われていたあらゆる事や物が、巷に溢れているではないか。
人類はこの拡大成長しつづける恐るべき知能とどう付き合っていくかだが、構造的に限界を持つか弱い人類だからこそ、求める欲はきりがないので、その欲を満足させる為のお手伝いとしては頼もしい存在だ。
もっとも付き合い方を誤ることで、お手伝いしてもらっているつもりが、操られていく状態にならないように人類も頑張るしかない。
私は「明日死ぬかのように生き永遠に生きるがごとく学べと」いう、ガンジーさんの教えが大好きだが、夭折したジェームスディーンも永遠に夢を見続けろという名言を残してくれた。
そしてなにより、日本のITベンチャーの草分けと言われた方が、紆余曲折のご苦労の最中にでも「僕は死ぬまでチャレンジし続けるよ」と話された時に感涙したが、その後に想いを託された方が成功された事も知っている。
そう、人類には、学ぼうとする意欲や夢を見るという特技がある。その知恵を夢を託し、残そうとする魂がある。であれば、その為に、エクスポネンシャルテクノロジーを活かせばいいのだ。
自分の夢を叶えるために、学ぶために、挑戦するために、託すために、あらゆるテクノロジーが補ってくれる。なんと恵まれた時代であろうか。
しかし、与えられている時間は、地球上においては平等に、一日24時間しかない。だからこそ、この貴重な時間を何に費やすかは自分次第だ。それでも、いつ、何が起きるかはわからない。事故や病気や災害や事件に巻き込まれる可能性は誰でも持っている。
いつ死ぬかわからないなら、何もしないという選択をするのも自由。それが、生きた証であるなら、それで奇跡的に生まれて、かつ生きている命を使うと決めたなら、自分の意思で決断という、これまた平等に与えられた権利を使うがいいのである。
人生は選択と決断の繰り返しでしかないのでね。
時々、家族や、先生や上司や、先輩に言われたからという不思議な人がいるが、その考えは大間違いである。誰かの言う事を聞くという選択をした自分の決断だ。どのような状況下にあっても最後は自分で決めているのだ。だから、自分の決断を後悔しないこと、誰かのせいにしないこと。
そして、自分の決断を後悔せずに、永遠にいきるがごとく、●●し続けるものを探して、より幸せに生きて、エクスポネンシャル思考で進化する時代を上手に生き抜いていこうではないか。明日死ぬかもしれないが、永遠に生きるつもりという複雑な魂を持てる素敵な人類として。