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コラム

第219回

「インターウォーズ20周年感謝の集い」

10月8日、帝国ホテルの富士の間にて、当社の「設立20周年感謝の集い」祝賀会を行いました。会場には900名を超える方々にお越しいただき、熱気に溢れた盛会となりました。これまで、本当に多くの皆様に支えられ今日を迎え、改めてすべての皆様に深く感謝申し上げます。

当日の挨拶で、御礼と共に、以下のお話をさせていただきました。

「インターウォーズがスタートした1995年は、歴史に残る年でした。年明け早々、阪神・淡路大震災が起こり株価は暴落し、その後、オウム・サリン事件が勃発し、連立村山内閣の基で就職環境は厳しく就職氷河期という新用語が生まれ、先行きの見えない閉塞感漂う年でした。

私は、当社を設立する前、リクルートで各企業の人材採用のお手伝いをする事業の営業部長をしていました。バブルが弾けた後、年を重ねる度に不動産業界を中心に採用をストップする企業が続出し、営業努力や商品開発ではどうしようもなく、事業も会社も国も大変なことになると危機感を高めていた頃、アメリカのシリコンバレーでは、ベンチャー企業が次から次へと誕生しており、新たな雇用の60%がこういったニュービジネスによって生まれ、この背景にインキュベーターがいることを知りました。

雇用ニーズがないなら、雇用ニーズを創り出す役回りを担いたいと思い、インキュベーション事業をやろうとこの時決意しました。 

一人の起業家の誕生が、地域や国を根底から変えることがあります。
起業家が誕生する最も大切な要素は、「事業機会」だと信じ、「事業機会の窓」になろうと思い、グローバル社会を見据え「国際的な事業機会の窓=International window of opportunities」として、社名をINTERWOOSと命名しスタートしました。

スタート時、事業環境も厳しく、インキュベーションという言葉はなかなか理解されず、様々な苦労もありました。未だ志半ばにもいっていませんが、皆様のおかげで、当社の縁で100人を超える経営者が誕生いたしました。また、900人を超える経営幹部の皆さんが様々な産業の企業に参加し、これまで130件の事業の立ち上げに関わり、何社か上場企業も誕生しました。また、7年前、企業内起業家に向けてのイントレプレナー塾を立ち上げ、多くの皆さんにご参加いただき、多くの事業が育っています。

最近は、スタートアップベンチャー企業へ、少額投資ですが20社程投資もさせていただきバックアップしています。今後も可能性のある起業家の皆さんに投資して新しいインキュベーションの形を創ってゆきたいと思っています。

日本も世界も今、産業構造の転換期の渦中にあり、日本は1,000兆を超える債務を抱え、課題が山積しています。

現在、当社には、誇りに思うメンバーとブレーンの皆さんが集い、プロ集団の「人の和」ができました。これからは、戦う競争社会だけでなく、繋がりを力にする共創社会であり、起業立国にしてゆくことがこの国の活路だと信じています。
これからも皆様と共に、未来の扉を開く事業機会を創り出していきたいとお願い申し上げ、御礼の言葉に代えさせていただきます。」

インターウォーズは、多くの皆様に支えられて今日があることを改めて感じる感謝の思いの日でした。これからも皆様のご期待に応えられるよう努めて参りたいと思います。

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