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コラム

第208回

「お一人様分でいい」

2020年の国勢調査によると、日本の単独世帯数は38%を超えました。単独世帯の食生活の困りごととして、食材のロスがあります。乾燥させたり、冷凍したりしても多いものは多い。

そんな中、単独者の助けになるのが、100円ローソンのように小分けで生鮮が買えるところ。小分けで野菜、一人分冷食、小分けの調味料、乾物等々あと少し欲しいと思う時にとても便利です。その便利を実感する度に思い出す方がいます。100円ローソンの前身とも言える99円ショップを立ちあげた創業オーナーです。

99円ショップの始まりは、東京郊外の食品スーパー創業者の発案によるものです。お年寄りが、キャベツの半分でも多いと悩んでいらしたのを見て、これからはひとり暮らしが増えるからと、手間をかけても商品を小分けにして安価で売りだされたら大好評となり、その頃100均ショップが成長されてきた時期でしたが「1円でも安い方が良いじゃない?」という茶目っ気溢れるアイディアで、99円で日用品や食品を販売される店舗を作られました、徐々に知名度も上がり応援者も増え、ローソンさんとの出会いがあり今日のローソン100となりました。

最近起こっている様々な事で100円単位で販売する事は厳しくなりそうです。今後はどのような変化をもたらすのかわかりませんが、いずれにしろビジネススタイルはその時代に合わせて変化しなければならないのですから仕方のない事です。

WEB2.0どころか、3.0と取りざたされている今、ビジネスも、遊びも、買い物も、資産運用もメタバースで行う事が日常になる日も近いと思います。

勿論、メタバースはもう一つの世界ですから、生身の世界での需要は変わらず続くと思いますので、選択肢が増えるという事でしょうか。メタバースには興味津々なのですが、残念な事に私は頭に被るのが苦手なのです。

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